まさかもうすぐ21世紀も4分の1の通過点を過ぎようとするこの時期に、The Beatlesの新曲がリリースされるとは思っていませんでした。
ビートルズ“最後の新曲”「ナウ・アンド・ゼン」11・2世界同時発売 ポール「ジョンの声が…かなり感動」 - オリコンニュース
オリコンニュースの記事を要約すると、
・「Now And Then(ナウ・アンド・ゼン)」は1970年代後半にJohn Lennonがダコタ・ハウスで録音したデモソング。
・1994年にオノ・ヨーコは「Free As A Bird」「Real Love」とともにこの曲の音源を3人に渡した。
・「Free As A Bird」「Real Love」はELOのJeff Lynnの手によって日の目を見たが、「Now And Then」については当時の技術ではJohnのボーカルとピアノを分離しクリアで曇りのないミックスを作ることが出来ず、お蔵入りとなった。
・しかし2021年公開のドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』で楽器とボーカル、ビートルズの会話の中の個々の声を分離することに成功したことから、監督したPeter JacksonとEmile De La Rey率いる彼のサウンドチームがこの曲でもJohnのボーカルとピアノを分離し、ボーカル・パフォーマンスの明瞭さと完全性を保つことに成功した。
・2022年からPaul McCartbeyとRingo Starrはこの曲を完成させる作業を開始。
・Johnのボーカル、George Harrisonが1995年に録音したエレクトリックギターとアコースティックギター、Ringoの新しいドラムパート、Paulのベース、ギター、ピアノ演奏を加え、さらにPaulがGeorgeにインスパイアされたスライドギター・ソロ、PaulとRingoによるサビのバッキングボーカルをミックスして完成させた。
という、The Beatlesによる純粋な新作であり、最後の作品になるだろうとのこと。
現代のテクノロジーがあったからこそ出来た、「奇跡」と言ってもいい出来事。
再びJohn Lennonリードの楽曲が聞けるとは思っていなかっただけに、ビートル・ファンへの最高のプレゼントであることは間違いないでしょう。
そういえばディズニー独占配信でした『Get Back』、DVDとBlu-rayで出てるけど見てないなあ・・・見ないと。