ブログ録雑記帳

第3くらいのアニリール・セルカンになりたかった人生だった、今日も詰めが甘い。

BoomBoomSatellites

これが人生最後のライブ観戦・・・となるか?

「これが、人生最後のライブ観戦かも。」
2023年9月24日福岡DRUM BE-1で行われたTHE SPELLBOUNDのライブ「BIG LOVE TOUR -BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-」。

川島さん亡き後、もう二度とBOOM BOOM SATELLITESの音楽をライブで聞くことはできないと思っていただけに、ライブタイトルを見ただけで興味を惹かれたのは言うまでもなく。
ただ公演ギリギリまで、行こうかどうしようか迷っていました。


川島さんが本当にいなくなったことを、再認識したくなかったから。


でもXで、小林さんが歌う「LAY YOUR HANDS ON ME」を見て、やっと参戦を決意しました。
自分の想像以上に完璧に歌い上げている小林さん、「すごい!」のひとこと。



そして、ライブが終わった今も、「ああ、行ってよかった」と、その興奮と感動を噛み締めています。
本当にこれが最後となっても悔いはない、最高のライブでした。


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BOOM BOOM SATELLITES 川島道行さんの命日に寄せて。

明後日でBOOMBOOM SATELLITESの川島道行さんが亡くなって3年。
改めて、BOOMBOOM SATELLITESと自分の思い出を綴ってみたいと思います。
あるBOOM BOOM SATELLITES好きの、ひとり身勝手な手記として読んでいただければ。
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BOOM BOOM SATELLITESの川島道行さん、旅立つ。

昼休み中に何気なくTwitterを眺めていると、とあるスポーツ紙のツイートに目が止まりました。

「・・・・・・え?」

そこから事実を知るまで数分もかかりませんでした。
そしてそのショックは今日1日、消えることはありませんでした。



BOOM BOOM SATELLITESの公式サイトに、その事実が記載されていました。



BOOM BOOM SATELLITESのヴォーカル兼ギター、川島道行さんが旅出ったとのこと。



5度の脳腫瘍にも真正面から立ち向かい、音楽を奏で続けていた川島さん。
最近は意思疎通も難しく、車椅子での移動も増えたと中野雅之さんが公式ブログで綴られていただけに、いつかはこの日が来るのではないかと思ってはいました。
でもこんなに早く来るとは思っていませんでした。
来年はBOOM BOOM SATELLITES活動20周年、きっと元気な川島さんが見れると期待していたから。

10月9日午前5時12分、BOOM BOOM SATELLITESのボーカリスト川島 道行が旅立ちました。
ようやく不自由な身体から解放されて、今頃は世界中を飛び回っているのではないかと想像しています。
悲劇ではなく人生のゴールとハッピーエンドを手に入れた瞬間でした。
今迄沢山のファンに愛され、歩んでこれた川島道行とBOOM BOOM SATELLITESは本当に幸せ者です。
川島道行に代わって改めてファンの皆様、今迄携わって頂いた関係者の皆様に感謝の意を伝えます。

「今迄支えてくれてありがとう。これからも僕たちが創った音楽を、
共に過ごした時間と記憶を大切に、力強く生きていってください。」

「そして、最後に一言だけ言わせてください。ブンブンサテライツでした!!」


中野さんが公式サイトに掲載したコメントです。
しかしTwitterでは、やはり受け入れられないご様子のようでした。



川島さんの奥様である須藤理彩さんも所属オフィスの公式サイトでコメントを出していました。

10月9日早朝、5時12分。大雨の降る中、まるで歌い出すかのごとく大きくブレスをとり、川島道行は永遠の眠りにつきました。

川島道行を応援して下さったファンの皆様、支えて下さった皆様、川島の人生をより豊かなものにして下さり心より感謝申し上げます。

お父さん、お母さんの息子である『川島道行』、私の愛する夫で、娘達にとって優しくてカッコいいパパの『川島道行』、そして・・・ミュージシャン、ブンブンサテライツの『川島道行』。
短い人生ではありましたが、一度きりの人生でこんなにもたくさんの人生を生き、そしてそれぞれでかけがえのないものをしっかり残してくれました。


どうか皆様にとっての『川島道行』をずっと忘れずに、そして彼の残したものをこれからも大切にして頂けたらと思います。

運命を受け入れ、もがきながらも懸命に音を奏で続け生き抜いた川島道行を、誇りに思います。


「まるで歌い出すかのごとく大きくブレスをとり」という表現がとても綺麗だなと感じたとともに、奥様としても2児の母親としてももっと長く生き続けてほしかったのではないかと察します。

2014年の4度目の脳腫瘍発症の際に余命約2年の宣告を受けていたという川島さん。
想像もできないほどかなりの苦悩があったのではないのでしょうか。
それでもひたすら前向きに生き続けた川島さんと、対等の立場で音を紡ぎ続けた中野さん。
きっとBOOM BOOM SATELLITESは日本のミュージック・シーンの中で語り継がれていくバンドになるでしょう。

でも、本当は中野さんの言うとおりに人生のゴールを祝福してあげたいのですが、やはり寂しさを感じられずにはいられません。
まさか20年近く追い続けていたミュージシャンがこんなに早く逝くとは思わなかったから。
なにか、心の中の何かが欠けたような気持ちです。

近々、お別れの会が行われるとのこと。
きっと行くことは出来ないでしょうが、その日は1日BOOM BOOM SATELLITESの楽曲を聞いて1日を乗り切ろうと思います。

R.I.P. Michiyuki Kawashima・・・どうか安らかにお眠りください、ありがとうございました。


BOOM BOOM SATELLITESの最後の作品を聞いて。

今日はBOOM BOOM SATELLITESの川島道行さんの47回目のお誕生日。
だからこそ、この記事を書こうと思いました。



6月22日にリリースされたEP「LAY YOUR HANDS ON ME」。
このシングルを以って活動を終了したBOOM BOOM SATELLITES。
1997年に耳にした「Dub Me Crazy Ver.02」で衝撃を受け、シングル「Push Eject」で虜にさせられたロック・デュオが、活動20周年を直前にピリオドを打ちました。

人生初ライブがこのBOOM BOOM SATELLITESだったこともあって、活動終了は本当に残念でなりません。
(ちなみに32のときでした)



そのBOOM BOOM SATELLITESの最終シングル「LAY YOUR HANDS ON ME」。
このシングルに収録された4曲を聞いて、「Dub Me Crazy Ver.02」のときとは全く違う新たな衝撃を受けたのも事実です。
川島さんの誕生日の今日だからこそ、この4曲の感想を綴ってみたくなりこのエントリーを立ち上げました。



1. LAY YOUR HANDS ON ME

先行配信された「TV MIX」ヴァージョンを聞いたとき、正直「これがBOOM BOOM SATELLITES!?」と思ったのです。
そしてその驚きは、このフルサイズヴァージョンでも変わりませんでした。
今までのアレンジメントと違い、ポップでヴォーカル重視。
でも聞こえてくるヴォーカルは間違いなく川島さんだし、ドラムの音もBOOM BOOM SATELLITESそのもの。
間違いなく、2016年のベストトラックです。



2. STARS AND CLOUDS

極力音を削ぎ取り、しかしBOOM BOOM SATELLITESさを残した、これまたヴォーカル重視の壮大な1曲。
ここのところの楽曲はヴォーカルにエフェクトをかけていたものが多かったため、川島さんの素の声がすごく心に響いてきます。
中野雅之さんの手腕が光る楽曲です。
星空と夜に浮かぶ雲を見上げながら聞きたい。



3. FLARE
4. NARCOSIS

この2曲、これらは川島さんの後遺症がなければきっと生まれなかった楽曲だと思うのです。
どれだけ中野さんが川島さんの声を届けようとしたのかが垣間見えてしまうから。

この2曲はコーラスのみで、中野さんが組み上げた音と重なり合っています。
でも聞こえてくる声は間違いなく川島さんの声。
この2曲には川島さんと中野さん、本当に2人だけしかいない楽曲なのです。
もしかするとこの声は、この2曲のためにレコーディングされたものではないのかも知れません。
録音された川島さんの声をなんとか生かそうと、中野さんが苦心の上で作り上げたように思えるのです。
「FLARE」というタイトルの如く、揺らめく炎のように聞こえてくる川島さんの声。
消えることのない炎は、川島さんのひたすら前向きな姿勢を示しているのでしょうか。
対する「NARCOSIS」は 麻酔もしくは麻薬による昏睡状態あるいは無意識な状態という意味。
このタイトルが何を意味しているのかはわかりません。
でも、「LAY YOUR HANDS ON ME」の冒頭で聞こえてくる街の雑踏がこの曲の終わり際で再び聞こえてくるということは、ナルコシスな状態から目覚めることを現していて、それが次への何かを暗示しているのかも知れません。
ただ何を考えたって、全ては邪推でしかないのですけど。



兎にも角にも、このEPでBOOM BOOM SATELLITESの歴史は終わりを迎えました。
でもここまでの軌跡は、きっと日本のミュージック・シーンに多大な影響を与えたに違いありません。

来年2017年は活動20周年。
きっとその20周年に合わせて、ベスト・アルバムがリリースされるのではないかと密かに期待しています。
そしてそのときにはきっと、元気な川島さんと中野さん、2人の勇姿を見ることが出来ることを願っています。


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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2008



間違いなく彼らは進化し続けている。
どこかに留まることはない。

そんなことを再確認させてくれたDrum Logosでのライヴ。
もう10年、ベテランの粋に達した彼らだが、毎回毎回圧倒され続けています。
今回もSOLD OUTにならなかったのが不思議なくらい、すさまじいライヴでした。

彼らはお互いがお互いを必要としている。
ステージを見ていつも思うのです。
これだけ強力なタッグだからこそ、いつもネクストレヴェルなものが生まれてくるのでしょう。

今回はちょっとしたファンサービスもあったし、満足度120%。

出来れば九州でも野外ライヴとかやってくれるといいんだけどなぁ。


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